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救いの証

皆さんこんにちは。
桂三段です。
本名は小川洋二です。

私が、神様をどのように信じたかという証しと、
現在の事、これからの事をお話させて頂きます。

私の職業は落語家です。落語家の師匠は〖新婚さん!いらっしゃい〗でお馴染みの〖六代 桂文枝〗で、現在私は札幌市に住んでいます。

私がクリスチャンになった最大のキッカケは妻の雅美との出会いです。私は雅美に出会 った時から、他の人には感じた事がない聖さの魅力を感じていました。

 

その聖さの理由は、雅美がクリスチャンだったからだと思います。結婚を前提にお付き合いを始めましたが、そこでぶつかったのが信仰の問題でした。私はノンクリスチャンで、雅美はクリスチャンだったからです。

 

雅美から『結婚したら信仰はどうするの?』という質問があったので私は『信仰はそれぞれの自由だから、雅美は雅美が信じたいものを信じたら良いよ!俺は俺の信じたいものを信じるから!』と言いました。すると雅美は『じゃあ、洋二は何を信じるの?』と聞いてきたので私は『僕が信じるのは…雅美だけだぞ!』と言いました。…全くウケませんでした。

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ある日雅美は『洋二もクリスチャンになって欲しい!このままだと滅びるよ!』と言ってきました。私は『滅びるってどういう事!?』と聞くと『永遠に苦しむ事!』と言ってました。本当に怖かったです。この時に、雅美はちゃんとした信仰を持つクリスチャンなんだとわかりました。私は『大好きな雅美が大切にしている、キリスト教とは一体何なんだろう?』と、知りたくなりました。


キリスト教を調べているうちに、沢山の疑問が湧いてきました。例えば『神様が居るなら、なぜ悪い人を放っておくのか?』とか『すべての宗教は結局、同じじゃないのか?』とか 『死ぬ直前に信じれば良いのではないか?』などです。

私はそのような疑問をほっとく事が出来ないので、雅美に聞いたり牧師に聞いて解決していきました。また理屈に合わない事を信じることが出来ない性格なので、とことん!納得するまで質問を続けました。そのように疑問を持っては質問をするという事を何年間も続けているうちに、埒が明かない状況になっていました。


そんな私に牧師が仰ったんです。『神様からのメッセージを疑って聞くのと、信じて聞くのでは受け取り方が変わります。神様を信じて新たな一歩を、踏み出してみませんか?』と。私は『はい!そうします!』と答えました。私は背中を押してくれるのを待っていたんだと思います。そしてこの時に、私は神様を信じる決心をしたのです。

信じると決めてからは、神様からのメッセージの受け取り方が変わってきました。

以前は『何処かおかしなところはないか?辻褄の合わないことはないか?』と、疑う気持ちで聞いていたので、神様からのメッセージが入ってきませんでした。しかし、信じる心で聞くと神様からのメッセージが素直に聞けるようになりました。今まで理解が難しかった『自分の罪 十字架の贖い 復活』この意味もスッと理解する事が出来、その後、洗礼にあずかりました。


口で説明するとあっという間ですが、私が雅美と付き合いだしてから洗礼を受けるまで、なんと!10 年かかりました!雅美さんお待たせして、どうもすみません!

洗礼を受けた後は、妻の雅美のお陰で良い信仰生活が送れていると思います。雅美の信仰は神様に真っ直ぐなのでブレがありません。私はわからない事があると、まず雅美に聞きます。雅美はわかりやすく教えてくれます。どうしてこんなに教え方が上手なのかと考えたら、理由がわかりました。それは、雅美の職業は幼稚園の先生だということです。そして私の本名は洋二です。つまり雅美は〖ヨウジ教育が上手い!〗

そんな雅美がある日、福音落語をしている【露のききょう師匠】の話をしてくれました。

その時に初めて福音落語の存在を知り『私も、いつか創ってみたいなぁ』と思いました。 そう思っていたら、ききょう師匠から『大阪で開催する福音落語会に出演して欲しいんやけど』とオファーを頂いたのです。『演目は古典落語でも何でもええわ~』と言われていましたが、折角出演するなら『福音落語がしたい!福音落語を創る良いキッカケだ!』と思い創作を始めたのです。


私の福音落語は『クリスチャンの方にも、信仰をお持ちでない方にも楽しめるもの』を目指しています。その良いお手本として『三浦綾子』さんが書いた小説を参考にしています。三浦綾子さんの作品は、クリスチャンの方も信仰をお持ちでない方も楽しめるようになっているからです。その創り方から学ぶ事はとても多いです。

 

ただ一つだけ注意点がありまして、それは『三浦綾子』さんの小説は…面白過ぎることです。読みだすと止まらない!ずっと読み続けてしまう!その為に落語創りが全く進まなくなり、仕事にならないんです!この点は気を付けねばなりません!

因みに三浦綾子さんの受洗記念日は 7 月 5 日で、私の受洗記念日も同じ 7 月 5 日です。本当にただの偶然ですがとても嬉しいです!しかし、自慢しているように思われたらいけないので、人には言わないようにしています。と言いながら、ついつい言いふらしてしまいます。

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また、資料集めやネタ探しの為に、三浦綾子さん以外の本も読んだり、人から話を伺ったり、テレビ番組の『ライフライン』を毎週見て勉強しています。また、牧師に質問もします。なぜなら、福音落語が神様の事を間違って伝えたり、勘違いさせるような内容になっていないかをチェックする為です。そうする事によって、神様に喜ばれる福音落語を披露出来ると考えています。

 
私の福音落語の目的は、落語を楽しんでもらう事。そしてもう一つ、信仰をお持ちでない方にとって『神様のことを知るキッカケになること』です。


『福音落語会にクリスチャンの方が、信仰をお持ちでない方をお誘いして遊びに来て欲しい』と思っています。その為に、信仰をお持ちでない方でも楽しめるように落語会のプログラムには『福音落語』の他に『通常の落語』も組み込んでいます。

前回、開催した時には『妻の証し』を演目の一つとして入れてみました。皆さんから良い反応が多かったので、また出演して貰おうと考えています。夫婦で伝道出来るのはとても嬉しいことです。

念の為に申し上げますが、私の福音落語会は『必ず信仰のお持ちでない方を誘ってください』という事ではありません!『普通に落語会を楽しみたい!』『桂三段を応援したい!』という方も是非!遊びに来てください。大・大・大歓迎です!宜しくお願いします。

福音落語を創作するために、沢山の本を読み、人から話を聞いたりしているうちに自分の信仰に変化を感じました。

先日私は、今までにない体験をしたのです。私はふと自分の人生を振り返る事があります。
その時にいつも考えるのは
『あの時、あ~しておけば良かったなぁ』とか
『あの時の判断は間違ってなかったなぁ』とか、
自分の選択がどうだったかを考えてみたり
『あの頃は楽しかったな』とか
『あの頃は辛かったなぁ』とか。思い出に浸ったりします。

しかしこの間、人生を振り返った時はいつもと違いました。
『あの時、あの人を傷つけてしまったなぁ』とか
『あの時、あの人を助けてあげれば良かったなぁ』とか
『あの時、あの人に迷惑をかけてしまったなぁ』とか。
幼い頃から現在まで。自分が犯してきた罪を思い出しました。
自分の過去の罪を思い出すと後悔して悲しくなり、可能ならば全員に謝りたいと思いました。しかし、それは不可能な事です。

『どんな悪い事をしたの?』と聞かれても、これは人に話せるような事ではありませんし、話しても何の解決にもなりません。

打ち明けられる方はイエス様だけです。

そして私の罪を解決出来るのもイエス様だけです。

 

イエス様は、私の罪を背負って、十字架に掛かって死んでくださいました。そうして私は赦された。


この事を、今まで以上に深く感じた出来事でした。


先程もお話しましたが、私が信仰を持つキッカケは妻の雅美です。雅美が私の救いの為にずっと祈ってくれました。また、雅美が他の人にも祈ってもらえるようにお願いしてくれたお陰で、私の全く知らない人達が、私の救いの為に祈ってくださっていました。私と知り合いでもないのに、祈ってくれていたんです。この事を初めて知った時は、驚き感動しました!


私は雅美に『僕が救われたのは、雅美のお陰だね!』と言うと『あなたが救われたのは、私の力じゃなくて神様の力なんだよ。私の力では、とても 10 年も待てなかったから』と言います。私は神様と、雅美と、お祈りしてくださった皆さんに感謝しています。

今度は私が、他の方が救われるようにお手伝いをしたいと考えています。
私が現在出来ることは、福音落語と、他の方の救いの為にお祈りする事だと思っています。

桂三段

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